整骨院の本棚の怪

なじみの整骨院に行き、もみほぐしてもらった。久々ゆえ初診療の900円だったが、いつもは500円。機械30分&もみ20分ほどでこの価格は素晴らしい。

さて私の担当もみ師は、宝塚の手塚治虫記念館の治虫クイズで当時の最高点をマークしたとか、しょうもなくもすごい記録の持ち主で、その名残であろう、待合い室の本棚には文庫版手塚治虫シリーズが名作駄作ずらりと並んでいるのだが、最近この本棚にちょっとした異変が起こっている。
年末のある日、突如として「ブラックジャックによろしく」が登場した。BJつながりかね?ともみ師に問うてみると、今日いつの間にか増えていた、1-2巻はないし何かのメッセージかもしれんと言う。怪。そして今日は「サザエさん」3巻5巻が登場。ああコンセプト崩壊。こちらはお客さんが引越しでいらなくなったからと言って置いていったそうな。
そんなお客さんの自由なセンスと気まぐれで、雑多に増殖する本棚。それはそれで楽しみのひとつである。

余談だが、もみ師のお子さん(2.5歳)は違いの分かる赤子で、ちびまる子は見ないけどサザエさんは大好きで、日曜になるとソワソワしだし、見た後「もう1回もう1回」とアンコールするほどだそうだ。もみ師は、録画してもう1回に応じてあげようかとも思うけど、録画するほどのエピソードもないしね、と小さく葛藤していた。