2009-01-01から1年間の記事一覧

大晦日

目が覚めたらすべて夢でした、を願ったが、非情に普通に大晦日の朝がやってきたので、気を取り直してお節を作る。 いつか使おうと思っていた『有元家のおせち25品』は京都においてきたので、学研のベーシックなお節本を利用して、味見をしながら我が家の味に…

温泉卓球

年末、家族――といっても妊婦の姉・忙しい看護師の妹は来れず両親と私のみ――で加賀の山代温泉「山下屋」に行ってきた。一人8,700円と安価で、夜はバイキングも美味しいし寄席も楽しめるし、なかなかのんびりとしたのだが、気象予報は不吉な兆しを告げていた。…

草津行脚

年齢がすすむと皆さん子を持つもので、先日の草津の回生旅行でも小人がたくさんいた。回生旅行とは竹馬行脚とも呼ばれ、学生時代所属していた管弦楽団の面々と温泉地を訪れるという毎年恒例旅行で、今年で12回目だが私は3年ぶりの参加。もう私はチェロを弾け…

新車購入

新しく自転車を購入した。 前の「らくだ号」はその末期よぼよぼになり、ペダルと車輪が連動せず全く動かなくなっても、けん引されながらまだ使っていたが、撤去されたことで使命を終えた。寿命をまっとうできてよかったけれど、もう少し早めに引退させてあげて…

赤福復活

帰国後、お伊勢参りをした。 かつて「一生に一度は」と詠われたお伊勢さんも京都から近鉄でたったの2時間。どこでもドアは目前だ。 道連れの青ズボン氏は初めてのお伊勢さんに「神様は正直分からないけどご神木がすごいいねー」と感想をもらしていた。お伊…

日本

なんとなくPCと疎遠になっていたけど、10月末に無事に帰国しました。さすが30年以上住み慣れた国なので、もちろんすぐになじんだのであるが、外国かぶれに起因するギャップも恥ずかしながら少しある。なんといっても日本は便利。 新幹線が何番線にくるのか…

野菜祭

本日は近くで金土日と開催されるマルシェへ。 トマト8個、桃4個、いんげん豆、サラダ菜を買って5ユーロ弱。 バカンスも終わり活気が戻ったマルシェではお店の人もてんてこまい…無駄口をたたかず、ボンジュールと値段とさよなら〜よい一日を、だけで事足りて…

日本人バブル

ちょっと前まで学校に3人しかいなかった少数民族日本であったが、この夏休みで急増し、今では最多の主要国になった。 基本的に日本人は授業中あまり喋らない、というか、ラテン民族がものすごくしゃべるので、それを礼儀正しく待っていると喋る機会がなくな…

海へ

この1週間で3度も海に行った。 誰もいない広々とした田舎の海と、かつての港町ディエップと、フランス版火曜サスペンス劇場エトルタへ。海の向こうはイギリス国だそうな。 驚いたことに、こっちの人は着替えるのにわざわざ有料の更衣室を借りることは少なく…

部屋の絵

私の通う語学学校では、有料で様々ゆかいなアクティビティが開催されていて、そのなかの美術教室というのに参加してみた。モネん家に行ったり、フランス近代芸術史を聞いたりもしたが、目玉は絵画の模写だ。 私はフォービズムのアンドレ・ドランの絵を選択。…

ジャンヌ・ダルクの塔

私の住んでいるルーアンは元ノルマンディー公国の首都だったので中世の町並みや大聖堂も有名だが、ジャンヌ・ダルクが火あぶりになって絶命した町としても有名だ。 街にはジャンヌ・ダルクが火あぶりになった場所に建てられた「聖ジャンヌ・ダルク教会」やそ…

猫との暮らし

今、わたしは猫と暮らしている。ホームステイ先を変更したのだ。はじめはルームメイトの情報と非衛生さに突き動かされたものの、次第に非衛生さも影を潜め、マダムともお家ともなじんでしまったため、別れがとても心苦しかった。マダムは「毎週海に行くから…

巴里ニ上ル

生意気にも1週間に2度もパリにのぼった。ルーアンからパリまで普通列車で1時間ちょいだけど、1回目は日本人留学生とそのホストファミリーに連れられ自家用車で、2回目は学校の行事で革命記念日にバスに乗って行った。約2時間弱で大都会へ。さすがに車窓から…

卒業

夏だから沢山の学生が来ていて、私のクラスは15人もいる。エクアドル人の団体、スペイン人、ブラジル人、イタリア人、スイス人、ロシア人と国際色豊かだが、今はスペイン語圏の台頭期。 スペイン語は、舌先で転がり、ちょっと鼻にかかった猫っぽさも兼ね備え…

ハウス名作劇場2

ステイ先の非衛生さにもすっかりと慣れて、マダムとも平穏無事に過ごしていた頃、新たに香港人の留学生がやってきた。ヤァヤァヤァ!(余談だが、こちらでの会話は何となくの空気で理解するため正解率は65%といったところ。香港人については「オンコング」…

ラ・セーヌ

ルーアンはセーヌ川沿いの街。日曜日マダムに連れられてセーヌ川の渡し舟に乗った。 「渡し舟」と言っても船頭さんがいるような雰囲気ではなく、無味乾燥な油のにおいのするでかい船で、車や人や、犬まで乗れて、橋の代わりを務めている。橋のある場所まで30…

食と便

こっちの言葉と環境にも慣れてきました。私の住んでいるお家は1900年に建てられたとかで、レンガ造りでレトロで素敵なおうちだ。 玄関をあけると廊下がのびて、そこに自転車が置いてある。土間だ。 奥にはらせん階段があって、各々の部屋へといざなう。家の…

ハウス名作劇場

こちらに到着して4日が過ぎ、なんとこさやっとこ よく眠れたよ とか 今日は暑いね とかステイ先のマダムの質問に答えられるようになってきた。はじめは地下鉄の携帯のごとく、ずっと分かる言葉を聞きとるよう電波を探して受信受信していたが、私の充電が切れ…

ルーアンにて

おかげさまで無事に到着しました。飛行機の中でひたすら見ていたのは、飛行情報。今どこか、どれくらい上空にいるのか、日本は今何時か、フランスは何時か。皆に送ってもらったせいか(感謝)、センチメンタルになり、日本時刻が愛しい数字に見えた。 大韓航…

いつもとの別れ

部屋もなんとかやっとこさ引き払い、あれやこれや税金の処理もして、ユーロも換金して、文明用品(海外対応携帯、デジカメ、電子手帳)も生意気に購入して、いよいよ今日は出発。 日韓ワールドカップで街中が浮かれ狂っていた頃から7年間住んで、博物館と化…

あすなろ

明日は朝から車を借りて金沢までお引越し。だが、全然片付かなくて倒れそうだ。 うっかり学生時代の合宿のしおりとか日記とか出てきたらもう大変! 捨てる前に、と読みふけってしまう。そんななか、学生時代にもらった色紙に「食いしん坊かつ遅刻魔の○○さん…

仕事納め

金曜で仕事納め。 引越準備等で心が忙しいせいか、何とも退職渡仏の実感がなくて夢かうつつかわからぬままに、職場の送別会でほめ殺され、メッセージカードやお花や贈り物(扇子とカルタ!)をいただき、おまけに前の職場の友々からも壮行会を開いてもらい、…

流行性ネコシャクシビールス

ついに京都にも感染者が出たらしく、京都の大学は一週間閉鎖、日に日にマスク率が高まっている。店員で95%、電車では7-8割だろうか。顔の半分以上を白い布で覆う人が街中にあふれる光景は、古代のまじないのようでエキゾチックである。というか、この劇的浸…

渡仏準備

6月末から10月末までフランスに住むことにしました。 おいしいもの、きれいなもの、ゆかいなもの、パリミュゼットがあるフランスに住んでみようと思い立って、なんとなく貯金して、語学も勉強して、いまだに「私はスキーができます」くらいしか言えないけど…

布と紙

布製の生理用品を使ってみた。 初めて布製を知ったときは実に驚き、本当に廃棄しなくていいのか店員に確認していやな顔をされ、それじゃあ意味がないでしょう、と地球にやさしく客に冷たい態度をとられたので、二の足を踏んだまま数年が経過した。 紙製を使…

Bellows Lovers Night

去年に引き続きアコーディオンのライブ"Bellows Lovers Night"に行ってきた。 "Bellows Lovers Night"は、来る2022年のアコーディオン生誕200周年に向けて毎年行われるカウントダウンライブ。Cobaの呼びかけで始まった20年にわたる長い長い前夜祭だ。 http:/…

手紙

若い同僚から教えてもらった(彼女は大学生の妹から教えてもらったそう)、話題の占いをやってみた。 生年月日といくつかの質問に答えると、「一年つきあった恋人からの手紙」の文面で占いが綴られる。http://tegami.hanihoh.com/内容は誰にでもあてはまるん…

兼六園

桜日和の兼六園に訪れた。 地元なのだが(だからか)、兼六園には数えるほどしか行ったことがない。16年前、桜の季節に兼六園に行った時には、私は制服を着ていて、高校生だった。兼六園通の友達が、誕生日プレゼントに、と言って案内してくれた気がする。団…

水難

本日も送別会。私とほぼ同時期に入社した23歳の娘さんが退職することとなり、何となく感慨深かった。 そのせいか、たらふく飲んだワインのせいか、娘っ子が隣に座ったせいか、皆がそれぞれ娘さんに向けてお別れのスピーチをするなか、当人より先に号泣するは…

若草会

毎朝30分早く出社して、若者たちで「若草会」というミーティングをしている。 持ち回りの当番が何か発表したり、話し合ったりする場で、初めは社長の命のもと、見識を深めて業務に貢献するため発足されたんだと思うけど、今の内容は業務関連や社会時事ネタも…