草津行脚

sonnakonna2009-11-22

年齢がすすむと皆さん子を持つもので、先日の草津の回生旅行でも小人がたくさんいた。

回生旅行とは竹馬行脚とも呼ばれ、学生時代所属していた管弦楽団の面々と温泉地を訪れるという毎年恒例旅行で、今年で12回目だが私は3年ぶりの参加。もう私はチェロを弾けないが、皆の顔を見ると時間軸が歪んでいつも会っているような気になる。
そんな変わらぬ風情の者々が空白の3年の間に増殖し、同伴の子らの保護者の役割も務め新たな称号(ママパパ)で呼ばれ、もうそれは個々には何度も見てきた自然な光景だけど、集団プレーとして見ると壮観で新鮮な驚きを覚えた。「平家物語」をそらんじる小人、瞬く間に道具を使いこなす小人、すべてを見守りほくそ笑む小人…と小人類の進化もめざましい。やはり20世紀は遠くなりにけり。

そんなわけで小人と小人を見守るママパパを観察した印象の草津温泉であったが、群馬にあるという予備知識以外を持たずにうっかり行ったら大変、長野や新潟寄りの群馬の奥にあってえらく遠かった。
驚いたことに、草津温泉に入る車道にはメロディポイントという凸凹のしかけがあって、その車道を走ると凹凸による車の振動で「草津節」が流れる。この仕組みにすばらしく感動し、色あせない思い出になった。
〜♪草津よいとこ 一度はおいで アードッコイショ〜

http://www.kendoseibi.pref.gunma.jp/chiiki/nakanojou/kusatsubushi.pdf