2012-01-01から1年間の記事一覧

尻餅

暮れに繁昌亭餅つき大会に行った。桂文枝さんや春之輔さんなどハッピを着た噺家チームが餅をつき、そろいの梅柄の三角巾をかぶったお囃子チームとお茶子チームが餅を丸める。餅のつき方がどうだとか、お茶子チームが若くてお囃子チームが引け目を感じるとか…

食べたいものリスト

だんなはんがA型の急性肝炎で入院した。発熱してから5日目、あまりにしんどいので総合病院で血液検査した結果、肝臓にまつわる全ての数値が医師がびびるほどの値であったため、即入院となった。たとえば、肝細胞の破壊の度合いが分かる逸脱酵素GOT値が7800(…

落語ことはじめ

坊さんがお説教をわかりやすくするため、笑いをちょいと盛りこんだのが落語のはじまりだそう。ところは京都の誓願寺、坊さんは「策伝(さくでん)上人」。策伝忌に行われる落語奉納会はプロの噺家がくるのに無料と聞きつけ、7日さっそく京都へかけつける。 …

14日間十勝ステイ

十勝・中札内村にしばし滞在した。 農場バイトでも、とヤムヤムのつてで小畑農園でお手伝いさせてもらう。 小畑農園は自然栽培をしていて、雑草も虫も作物も仲良くしているそうな。ときくと理想郷のようだが、実際の見た目は、草がぼうぼう「荒れ地」のよう…

地獄めぐり

幼な子のしつけに便利らしく地獄絵本が売れているようだが、わたしは幼き頃より地獄がすきであった。 三途の川、剣の山、釜ゆで…あちらの世界の異文化にうっとり。絵巻に登場する餓鬼もたまらぬフォルム。別府や熱海に地獄があると聞いては、いつか物見遊山…

町家でヤムヤム展示会

結婚披露宴でお子様ランドをつくってくれた、旅一家ヤムヤムが京都の町家で展示会をするというので、最終日に京都・岡崎にやってきた。 会場となった町家ギャラリー「メトロポリタン福寿創」はかつてはゲストハウスで、私の友人の友人が経営していることから…

第三の男

かとうかなこ教室のアコーディオン発表会で「第三の男」を弾いた。 ヱビスの曲として有名なこの曲、ここ1週間は毎日何十回も弾いて、なかば嫌いになりかけて、本番では走りすぎたけど、楽しく弾ききった。打ち上げでは、隣に座った中学一年生の生徒さんに競…

桂三枝改め文枝襲名披露公演

文枝さんの襲名披露に2日連続で繁昌亭へ。じっと座っているのは苦手だけど、繁昌亭は高座が近いため噺家の表情やシグサがよく見えていい。 特に2日目千秋楽は、聞きたかった名作古典から三枝さんお家芸の創作落語まで、てんこ盛りだった。桂阿か枝 「子ほめ…

コクゾウムシ

さくらももこ著『もものかんづめ』に、一口当たり4-5匹のコクゾウムシがいる炊き込みご飯を食べる羽目になった話があったが、あれから20年、それが他人事ではなくなってしまった。義父からもらった米にコクゾウムシが大量発生している。 はじめ1合につき3匹…

ふみの日

文月のふみの日に暑中見舞をかいてみる。紙代わりに用いるのは郵便局の木としておなじみ「タラヨウ」の葉。この葉の裏に傷をつけると黒く変色するので、戦国時代に文を書いて情報のやりとりをしたとか、葉書の語源になったとか。 1.タラヨウの葉を採取。クモ…

さくらんぼ貴族

毎年、父の日の贈り物は、母の日とセットでさくらんぼ。山形の農家の友人カタギリにお願いしている。 紅がかった色もぷっくりした形もかわいいし、口に入れれば、あな!酸いい甘さがたまらない。会社でもほんのすこし配ったら、「こんな素晴らしくおいしいも…

落ち葉の季節

春は落ち葉の季節だそうだ。花や若葉の狂喜乱舞で目立たないが、確かに落葉が多数つもっている。 庭師がきれいにしても、1時間のうちにまたつもってしまうほどだ。これは常緑樹の古い葉。冬の間も落ちなかった葉っぱだが、春になって若葉が出ずると、「後は…

京都に桜を見に行く。 KDDIの工事予定日だったのだが、花見ごろに室内で工事を見るなんて無粋すぎて泣けてくるねぇオーイオイ、とキャンセルした。最近落語づいているせいか人間の業をじゃんじゃん肯定している。賀茂川の桜は、さくらさくら、ふわふわ天国の…

イビキを止めるの術

旦那はんが筋トレをはじめてから、毎晩のイビキがぴたりとやんだ。 最近肥えてきた旦那はん、なるほど、イビキは豚化の第一歩であったか。あやうかった。 かつて日々の轟音イビキに慣れなかった頃、よく「イビキを止めるの術」を使ったものだ。 よくイビキが…

ハの字の呪縛

週末に白馬・八方尾根に春スキーに行ってきた。 スキー歴も30年となりそれなりに楽しめるもののボーゲン止まりの我と、成人後ソルトレイクで華々しいスキーデビューを飾ったものの基本がわからない夫。二人でスキー初級教室にすがることにした。いやはや、教…

節分

鴨川ホルモーを読んで吉田神社熱が高まったので、節分会の鬼やらいを見に行ってきた。しばれる寒さの境内に人がわんさかわんさか。特に鬼が暴れているあたりは人口密度が高く、ダウンジャケットのモコモコおしくら饅頭のなかで、大人は何も見えずにいらつき…

記録魔術

ウメサオタダオ展が本になっていた。 記録魔ウメサオタダオの膨大なメモを陳列したこの展覧会で 「はっけんカード」(京大型カード)に感想を書くコーナーがあったのだが、そのはっけんカードがドーンと掲載されている。 展示会来場者をしてウメサオタダオを…

アコーディオン新年会

ボタンアコーディオン教室の新年会兼プチ発表会があった。 大阪のダイニングバー貸切で、食事しながら くじ引きで順々に演奏するという優雅な催しだった。酒を飲みながら生演奏がきけるなんて貴族のパーティである。私が弾いたのは「荒城の月」。おととし11…

大分のお正月

あけましておめでとうございます。今年は大分でお正月を迎えた。 年明けてすぐ三社参りに詣でて、鐘をつき甘酒をのみおみくじをひいた。去年は白山ひめ神社で末吉で、読んでいる間にも夫のズボンが燃えたりしたが、今年は大吉。「何事も繁昌して心のままにな…