2013-01-01から1年間の記事一覧

宍道湖うさぎ

妹の縁結びにつきあい出雲大社を参ってきた。 おりしも平成の大遷宮の年の「神あり月」直前、神さまご一行を迎えるのにてんてこ舞いなのだろう。出雲の宿泊所はのきなみ満杯だったので、松江市に宿泊した。松江市と言えば島根県立美術館。せんとくんの作者・…

つみきのいえ

伊丹市立美術館の加藤久仁生展に行く。米国アカデミー賞受賞作「つみきのいえ」監督である。0.或る旅人の日記 会場に入ると物悲しいアコーディオンの音色。「或る旅人の日記」というFlashアニメが流れていた。脚長ブタを連れた旅人が空想の国トルタリアを…

還暦エキスポ

イラストレーターの安齋肇さん、よく知らないが、ちゃらんぽらんでちょっと破廉恥なイメージがある。「若いころ、よく安西水丸さんと間違えられて仕事もらってね、そのころ全てのものにオチンチンつける絵かいてたのにさァ」先日のワークショップでの発言で…

初高座

繁昌亭での落語講座も残りひと月。次の中級コースにすすむ人もあれば、仕事やミュージカルなどで予定がつかず無理と言う人も多く、おじさんたちと共に進級前のようなおセンチ感を味わっている。そして修了式の発表会のひのき舞台に立てることになった。やっ…

てぶくろ算

ここ数年、「人生で手に入れた手袋の数」と「失った手袋の数」が、イコールで結ばれていた。だから、指先はいつも冷えていた。 冷えた朝や凍る晩には、冷えて痛んで指先の感覚がなくなる。そういうとき、失った手袋のことを考える。ああ、あれがあったら! …

ヨガ

この半年、ヨガ講師の資格をとるべく、週に一日、洞穴で学んでいる。ポーズはもちろん、インドやヨガの哲学なども。地上の光とは縁遠い日々だった。 そんな地底生活にも春の足音が。修了も近くなってきたのだ。待ち遠しくてウキウキしているが、他の輩は「さ…

お稽古仲間

落語教室も終盤。「くちなし」「兵庫船」を終えて「道具屋」の稽古に入った。 稽古の仲間は10人ほど、女子2:男子2:おじさん6という配分だ。平日昼間に落語を習うような酔狂者がシャバで一体何をしているのか、ずっと気になっていたのだが、稽古後のご飯を…

大阪に金沢をみにいく

金沢出身というと、皆いいねぇと言う。食べ物はおいしいし、街並みは素敵だし、21世紀美術館もよかった、雪の兼六園を見たいとうっとりする。 雪についてはシャブシャブ雪のうっとおしさと、鉛色の空の憂鬱の注釈を付け加えるが、他についてはその通りです、…

遅れてきた、ちりとてブーム

年末にNHK連続テレビ小説『ちりとてちん』DVDを貸してもらい、どっぷりはまった。 『ちりとてちん』は上方落語の噺家を目指す主人公の成長物語なのだが、その成長はともあれ、入門する徒然亭のあれやこれやにいちいち感情移入してしまい、特に渡瀬恒彦演じる…