ラ・セーヌ

ルーアンセーヌ川沿いの街。日曜日マダムに連れられてセーヌ川の渡し舟に乗った。
「渡し舟」と言っても船頭さんがいるような雰囲気ではなく、無味乾燥な油のにおいのするでかい船で、車や人や、犬まで乗れて、橋の代わりを務めている。橋のある場所まで30キロもあるらしく、おまけに無料で10分に1本はあるので、便利に使える。

そして革命記念日の14日、学校長に連れられてセーヌ川の周遊船に乗った。こちらはエッフェル塔からルーブルもオルセーもノートルダムもなんじゃかんじゃとありすぎて忘れたが、どすこい!パリの名所コースが満喫できる船で、パリに何の知識も無かった私を圧倒させた。
(説明書によるとプロポーズの人用のプランまであった。船長に迎えられ、座席にはバラが。フランス人がするならともかく、観光客がしたらおのぼりにも程がある…)

そういえばパリにせよルーアンにせよ、話のいたるところで「ラ・セーヌ」と言う単語を聞く。金沢には犀川が、新潟には信濃川が、京都には鴨川が流れていたように、こっちの人も川と仲良く暮らしているんだな〜と地味な感想をもった。