食と便

こっちの言葉と環境にも慣れてきました。

私の住んでいるお家は1900年に建てられたとかで、レンガ造りでレトロで素敵なおうちだ。
玄関をあけると廊下がのびて、そこに自転車が置いてある。土間だ。
奥にはらせん階段があって、各々の部屋へといざなう。家の後ろにはかわいい庭があり、紫陽花など色々な花が咲き乱れていて、晴れた日はここで食事をすることもある(残り食材を巻くのでハエも飛び交っているが)。
土間や中庭など「鰻の寝床」と言われる京町家との共通性が沢山あるが、古い都とはそういうもんなのだろうか。

土曜日にルームメイトが家を出ため、私は屋根裏部屋での人形との同居生活から脱し、とても快適な部屋に移った。小公女生活のおかげで1週間で2?減量したけど、まあ1−2ヶ月はいてもいいかな〜と思っていた矢先、すさまじき非衛生な場面を目撃してしまった。
先日お風呂の排水溝が詰まったため、マダムが別宅から使用済みのトイレのスッポンを持ってきてくれたのだが、その時パンを買って、袋をわざわざ断り、裸のままでむきだしのスッポンの入ったエコバックに入れたのだ。
ヒィ〜いくら乾燥している国だからって・・・。我が国ではもっとも組み合わせてはいけないペアーだったはずだけど・・・観念が狂う。中世ヨーロッパではトイレがなくて、窓から「気を付けて!」と言って投げ捨ていたそうで、それで疫病がはやったそうな。
「あなた、殺されるわよ」ルームメイトの言葉を思い出した。