部屋の絵


私の通う語学学校では、有料で様々ゆかいなアクティビティが開催されていて、そのなかの美術教室というのに参加してみた。モネん家に行ったり、フランス近代芸術史を聞いたりもしたが、目玉は絵画の模写だ。
私はフォービズムのアンドレ・ドランの絵を選択。地中海に面したコリウールの港の絵で、この港の色鮮やかさに共に滞在したマチスともども、アワワと泡を吹いたらしい。
しかし模写というのは本当に飽きるね。意味のわからないものがたくさんあって、どういうつもりだろうと思って勝手に省略したりした。でも海の色をぬるとそれらしく見えて楽しくなってきた。ともに参加したメキシコ人が、よくわからないけど「的確な海の色だ」とほめてくれて嬉しかった。
子供の絵みたいだけど、部屋に飾ってにこにこしている。