ルーアンにて

おかげさまで無事に到着しました。

飛行機の中でひたすら見ていたのは、飛行情報。今どこか、どれくらい上空にいるのか、日本は今何時か、フランスは何時か。皆に送ってもらったせいか(感謝)、センチメンタルになり、日本時刻が愛しい数字に見えた。
大韓航空、水もしょっちゅう勧められるし、サービスも機内食もとてもよかった。(「ビビンバorビーフ?」とか「ポークor海鮮?」という選択肢に驚いたけれど)

果たしてフランスはどういう仕組みなんだか21時でも明るくて、そのせいか室内の照明が異常に暗い。皆暑がりだ。ルーアンの街中は古めかしくて埃っぽい。犬の糞が多い。水が安くてパンがうまい。ホームステイ先のマダムはとても優しそうだが、もう1人の留学生(日本人)曰く、髪が長くてシャワーやドライヤーに時間を費やしているせいか、マダムがおかんむりでほとんど口を利いてくれないとのこと。洗濯をするのは2週に1度とのことだから、倹約ぶりは相当なもんです。
学校はさっぱりわからないし、なんでここにいるのかも見失いそうになるだが、まあなんとかやっとこさ。英語も仏語もわからないしめんどくさがりなのに、仏人や米人と電話をしたりカフェに行ったりしてにわかハツラツ娘と化している。
しかし私の中の子供が「いつ帰るの?」としょっちゅう聞いてくる。どこへ行っても旅は引き伸ばされた家路でしかない。初日はこんなもんでしょうよ。