野菜祭

sonnakonna2009-08-29

本日は近くで金土日と開催されるマルシェへ。
トマト8個、桃4個、いんげん豆、サラダ菜を買って5ユーロ弱。
バカンスも終わり活気が戻ったマルシェではお店の人もてんてこまい…無駄口をたたかず、ボンジュールと値段とさよなら〜よい一日を、だけで事足りてしまう。
でも最後ににんじん1本買おうと思ったら、何故に1本だけ?などとアラブ人店員に聞かれて、留学中であることなど答えていると、ボンコラージュ(頑張ってね)といって、にんじんとマスカットをただでくれた。なんかうれしい。すごくうれしい。


そして午後は畑へ果物&野菜狩りへ。知り合いの日本人一家と日本人カップルに連れられて、車で30分、そこは極楽浄土だ。
まだあげ初めし前髪の〜林檎が実り、奇跡的な美味しさを秘める苺がふくらみ、フランボワーズが外国慕情を歌いあげる。
ほうれん草畑にモグラの死体があり、子供と共に墓を作り良い肥料となることを願う。
空は青いし、花は咲き乱れて、入場料無料で食べ放題だし、奇跡の苺をさがし求めて時間は過ぎていった。持ち帰る分はもちろん有料だけど、これが異常に安く、ほうれん草と人参(また)と林檎と苺で1.5ユーロ、約200円といったところ。太っ腹。


余談だが、子供に、あの可哀相なモグラは優しくないモグラのせいで死んだんじゃない?と聞かれて、ああそうかもね〜不良モグラにそそのかされて、太陽見たさに地上に出たものの まぶしくて死んだのかもね〜とかギリシャ神話風に解釈していたが、家に帰って調べてみると、モグラが太陽で死ぬと言うのは迷信だと判明した。モグラは別のモグラに出会うと喧嘩し、悪いと地上に追い出されてしまい、そうなると地上では自由の利かないフォルムですから、動けず餓死することが多いそうな。12時間以上食べないと餓死するという、食恐怖を背負った生き物なのだ。子供正解。