七夕

sonnakonna2010-07-07

七夕になると、幼小時代に読んだ七夕伝説『おりひめ と たけひこ』を思い出す。
彦星ことタケヒコは天女(織姫)をてごめにするために羽衣を隠したり、羽衣を取り戻し天に帰った織姫を追うため1000足分のワラジを用意するところ999足しか用意できなかったり、結婚を反対する親父の嘘にだまされて織姫とはなればなれになったりして、どうも中途半端というか、いいところが見当たらなかった。のちに天の川となる水が瓜からピョーッとあふれだしたときのタケヒコの不憫な顔、織姫の絶叫顔といったら! 自業自得だ。織姫の女心もいまだによくわからない。

そんなふうに悪づいていても、近所から抜いてきた若竹をペットボトルにさせばすっかり七夕気分。「健やかに暮らせますように」と健やかな願い事を書いてみる。七夕の願い事って、天のスットコドッコイな二人に、というより自分に立てる祈願だと思った。