下鴨神社

掛けまくも畏（かしこ）き。賀茂御祖（かもみおや）神社の大前に申さく。
此の度○○と□□と御前に於て。夫婦の契を結び固むるは。尊き神慮に依れることと悦びまつり。
今より後は千代に八千代に。相睦び相親しみ。假染（かりそめ）にも夫婦の道に違うことなく。
相助けて家政を整え。家門の繁栄を計るべきことを誓い奉る。
平成22年11月26日

と、誓詞奏上して下鴨神社で挙式した。
下鴨に住んでいた7年間、下鴨神社はいつもの通り道で、また「来週はこれをします」と祈願を立てるところでもあった。だからあまり仰々しいことや夢見がちなことをしたくなかった私にとって、しごくしっくりくる挙式法だった。
空が青くてあたたかく、紅葉もきれい。こんなすてきな日にすきな神社の本殿まで入れて、なんとも清々しく、思い通りにできてよかったと思う。参列客全員に配られた寿セットも、のしあわび（親族がすえながく結ばれる）、こぶ（よろこぶ）、うめ（長寿）、かちぐり（災難に勝つ）と、次元を超えた縁起よさが楽しい。
ただ、いただいた鴨の御伽犬は…なんでこんな表情なんだろうか。飾りどころに窮す。