わらしべウォーキング

sonnakonna2010-04-17

考えをまとめたくて一人旅に出ようかと思っていたが、賀茂川を歩いたところお手軽にきちんと一人になれたので、最近は週4でウォーキングをしている。川沿いは西加茂橋から急に都落ちして山里の風景となったり、北山橋〜北大路橋は紅しだれ桜が満開だったり、晴れの日も雨の日もいろいろ発見があって楽しい。

さて今日は連れと共に歩きに出かけた。膝があまりあがっていないことを指摘されて、歩き方を変えてみると、これが意外に難しくて、夜太ももにじんわり筋肉痛が。ウォーキング後いつも股関節がだるくなっていたのは、関節任せで筋肉をきちんと使えていなかったからかもねー。

帰り、気まぐれに今宵堂さんを覗いたら、こないだ前置詞展のあとちょいと寄ったときにいらした方に再会した。北海道でレストランをされている方で、パンをおすそ分けしていただき俄然北海道熱が高まる。

そのあと北山橋にさしかかったところで、外国人が冷たい川の真ん中に立って棒をふりまわしていた。おふざけが過ぎるよと思いきや、どうも子どもが流してしまったマリを拾いに入水したようだ。しかし無情にもマリは流されてしまい子どもは顔を覆って泣くしまつ。
遠い風景を傍観していると、連れが突如裸足になり賀茂川へとじゃぶじゃぶ歩を進めるではないか。膝にかかる冷たい水がモモヒキを濡らす。
果たして、勇敢なる彼は無事にアンパンマン(のマリ)を救出し、かの親子に手渡せたのであった。そのオーストラリア人は「You are hero!!」と賞賛を浴びせ、私まで「ボンコラージュ!」と異国かぶれな賛辞を述べ、夕日のなか大人たちは十分に満足していたのだが、子どもは帰ってきたアンパンマンが汚れていたことが気がかりみたいで、むっつり顔をしていた。ゆかい、ゆかい。

そんなこんなで収穫の多いウォーキングでありました。