道草料理ことはじめ

sonnakonna2010-04-21

今日の夕飯に、のびるの酢味噌和えとセリのシラスゴマ和えをいただいた。

これ、賀茂川で収穫したもの。 川歩きのとき見つけた野草ツウと思しきおじさんにアクロバティックににじり寄って、のびるの在り処や掘り方を教えてもらったのだ。

『道草料理入門』という本を買ってから野草熱が高まり、野菜高騰に背中を押され賀茂川中州に目星をつけていたものの、なかなか行動には移せないでいたのだけど、おじさんのお陰で野草界はじめの一歩を踏み出すことができた。

道草料理入門―野山は自然の菜園だおじさんには「根こそぎ収穫せず少し残しとくと来年も楽しめるよ」という自然界の掟も教えてくれ、さらには「セリを食べないと春っちゅう気がしませんわ」とか粋なことを言って、自転車にくくりつけてあったセリを半分わけてくださった。 泥だらけの両手に草をにぎって歩く嬉しさよ。

野生のセリはあまりにクセが強くてびっくり。『道草料理入門』の「セリによく似た草に毒セリがある」が頭をよぎり、ちょっとおじさんの判別力を疑ったものの、「嘔吐、下痢、けいれん、呼吸困難などの中毒症状」が起こらなかったので、失礼なぬれぎぬでありました。