牧歌

sonnakonna2010-10-01

のどかな散歩日和になったので、弓削さんの営む牧場までてくてく出かけた。
この街は昼間からっぽ。金木犀がふんわりと匂うなか、とちゅう公園に立ち寄って斜め懸垂と斜め腕立て伏せを50回ずつして、街路樹の落ち葉をくしゃくしゃ踏んですすむ。
目的地・弓削牧場には乳牛がいた。 臭い。 卒論が牛の行動観察だったこともあり私は牧歌的雰囲気に対して夢もメルヘンも持っていないのだが、それでも予測を超える刺激臭で鼻がこわれる。
臭い牛舎から離れて、レストランで牛乳をいただいた。 ほわーんとやわらかく甘い。 なんでも低温殺菌とノンホモジナイズにより牛乳本来の甘みがするそうな…天上の飲み物のようだ。 0.9リットル735円とビックリの手間暇かけ価格だったが、お家でもあのほわーんが味わえるならと、ひとつ購入した。
さらにここではチーズも作っているらしい、ヒャッホウ! 望むはくせのある山羊チーズ! されど「あの山羊はペット」だそうで出鼻をくじかれてしまった。まぎらわしい〜。
隣の席では見合いか何かで出会った男女の恋が始まりかけていて、おもはゆくて逃げるように転がり帰ってきたけれど、またゆっくり来たいものだ。自家製カマンベールも食べたい。こちらに越してきてようやく遊びに来た人を連れてこれる場所を見つけたよ。