フリンゴ

HATAS(ハタス) フリンゴ 2人用 FLG201
「BBQフリンゴたるスポーツしませんか?」
知人から奇怪な誘いがきた。なんだフリンゴって? フルゴン? 「たる」は樽? (後に「なる」の誤字と判明)
何語かもわからぬままに待ち合わせの須磨海浜公園へ。

はたしてフリンゴとは、バトミントンのコートで、ほぼバレーボールのルールで、しかし手を使わず前掛けエプロンで球を飛ばす、21世紀の新球技であった。
トランポリンのようなエプロンによって弾んだ球は予想以上に飛んでいくので、球を迎えに行かずに待つこと、腕を振らずエプロンのテンションと体勢だけで球を飛ばすこと、などなど今まで体験したことのない難ポイントはあるものの、バレーボールのように内出血がなくてお手軽。
もともとヨーロッパのオマケ商品に端を発したもので、それこそ狐狸に化かされたような球戯だが、実際やると愉快極まりなかったし、ほどよい全身運動になった。セットを買ってキャッチボールをしようと思う。


そういや須磨海浜公園には、赤子を乗せた乳母車を押して一列に走っていく怪奇集団がいた。先頭のインストラクター風人物の乳母車には赤子ではなく機械が乗っていて、激しいエアロビクス系音楽を流す。ベビササイズとでも言うのだろうか。赤子を預けることなく皆でエクササイズができること以外にメリットは見当たらず、参加者の表情は険しくて怖いし、赤子のゆさぶられっこ症候群など懸念されたが、まぁ色んな人がいて色んなスポーツがあるのだろう。