親知らずを抜く

sonnakonna2011-05-09

右上の親知らずの虫歯祭が本格化し痛くて日々憂鬱だ。常にお囃子程度にピーヒャラ痛く、寝る前は太鼓並のドンドン鈍痛がひどい。舌と鏡の調査によると、すでに1/3が陥落して、もはや歯髄(神経)に到達しているのは間違いない。
よって、新しい歯科医院に行くのはかなり怖いが、近くにきれいな医院があるとのことで、駅前の「くに歯科」に行ってみた。

近頃の歯科医院は、ネイルをしてもらえるなどサービスも充実し、きれいで落ち着く雰囲気のところが多いと聞くが、ここも最たるものであった。待合に子供スペースがあって、2体の巨ハリネズミと絵本と小さな丸いドアが。診療室に通じるドアを抜けたら痛い目みるとはいえ、あれは通らずにはいられまい。なんとそこには汽車も走っているのだ。
どうやら若い院長のこだわりのよう。北欧雑誌などを参考にそうな。キリンの歯を磨く絵など院内に多数あるオリジナルのかわいらしい絵についても聞いてみたところ、須磨水族館あたりで素敵な絵描きを見つけて、描いてもらったようだ。


そんなこんなで北欧風歯科医院で楽しく少し痛くも丁寧に抜いてもらった。
ちなみに歯の抜けた穴に血餅というゼリー状のものができるのだが、これが治癒のカギだと思う。かつてツレは激しくうがいをしたため血餅がとれて加濃したクチで、私はご飯を普通に食べて血餅内に米粒を埋まらせて振り出しに戻ったクチなので。そんなわけで今回は血餅に用心しうどんばかり食し、早くも3日ほどでジュクジュク感もなくなり、すっかり祭のあとの静けさである。

しかし他にも小さなお祭部隊がひそんでいるらしく、まだ通わなくてはならない。