活版印刷

もう終了したけれど、東急ハンズ梅田店オープニングイベントで開催された、活版メッセ(4/19〜5/8)のお手伝いをさせてもらった。

活版印刷とは、鉛製の活字を一文字ずつ組んでインクをのせ圧をかけて印刷する一昔前の印刷方法で、阪神大震災で活字がしっちゃかめっちゃかになってやめた会社も多いが、その凸凹や風合いで再び脚光を集めているそうな。 私も先月啓文社印刷工業さんでのワークショップで、ガチャンとやるのが天を突くほど楽しくて、今回もろ手をあげて参加させてもらった。

15文字以内の文字を自分で組んでポストカードに印刷するという今回のワークショップ、どのお客さんもたくさん迷って活字を選び、ガチャンとやってカードを手にすると、ニコニコとても嬉しそうだった。 若い女子はもちろん、しかめ面のお兄さんも、なつかしいわぁーと思い出話をするおばちゃんもおじさんも。 私がお手伝いしたのは3日間だけだけど、なんだか幸福な時間であった。

15文字の言葉は、母の日のメッセージだったり、恋人への愛の言葉(ハートがないので "く3"でハートを表現する外国人も…「くさい尻」と読める)だったり、ルビ用の2mm角の活字をすべて使った活字見本だったり、それぞれ愉快。 その中で一番いいなーと思ったのはこれだ↓。 なんと、なんとも。

さっきのおてがみ ごようじなぁに