朝礼 - 日々

現在お勤めしている会社には朝礼があって、毎朝、企業理念から社員心得まで、皆で唱和する。
ひとーつ、常に闘魂を燃やせ、ひとーつ、常に最高かつ完璧を目指せ…
と桃太郎侍のような調子でカビ臭い心得を唱和した後は、朝礼当番により「社員心得に絡めて自分の業務に帰結する流れ」の定型スピーチ。最後に「食堂で皿に盛りすぎるな」だの「横断歩道のないところで横断する人がいる」だの、小学校のような通達でしめられる。

前職は日経働きやすい企業ベスト10、フレックスで個人主義（＋おじさん上司）で、すっかり私も外資かぶれしてしまったのか、今のコテコテぶりはまだ慣れずに驚くばかり。室町からの庭園にある斬新で素敵なオフィスで昭和の朝礼、本当にいろんな会社があって面白いと思う。

とりあえず、次回の朝礼スピーチで許容範囲内で定型をどれだけくずせるか工夫することがもっかの課題である。
それから熱血心得とは仲良くなれそうもないので、別のものをこっそり読むことにした。今はなんとなく「隠密同心心得の条」気分。

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隠密同心心得の条
我が命我が物と思わず
武門の儀、あくまで陰にて
己の器量伏し
ご下命如何にても果すべし
なお　死して屍拾う者なし
死して屍拾う者なし
死して屍拾う者なし

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