2010-01-01から1年間の記事一覧

さくらんぼ

今年も山形の農家の友人からさくらんぼを送ってもらった。 さくらんぼ、形も色もかわいくてうっとり、口に入れればすっぱ甘くて幸せ、大量に食べる貴族気分を満喫したのち人に配ればニコニコしてもらえるし、父の日に送れば家族円満。なんとすばらしい果実か…

引越し完了

7日間、地獄のようにパンダ増殖にいそしんでいたが、今日でようやくおしまい。パンダは遠い街へ旅立った。 最終夜にはツレのバイク接触事故などもあり、日々右往左往したものの、それでも前回の引越しに比べるとずいぶんと楽ちんだったので、前回に決意した…

梅雨

祇園祭も宵々山。京都はこの一週間豪雨が続き、賀茂川が冠水したり霧が発生したりとなかなか幻想的で、こちらも見逃せません。そんななか夢か現か明日は引越しです。乾かない服と夕焼けと泥川とを記念撮影。

七夕

七夕になると、幼小時代に読んだ七夕伝説『おりひめ と たけひこ』を思い出す。 彦星ことタケヒコは天女(織姫)をてごめにするために羽衣を隠したり、羽衣を取り戻し天に帰った織姫を追うため1000足分のワラジを用意するところ999足しか用意できなかったり…

群れなす

3年前に仕事でひとり別府に行ったことがある。 有休をとって平日に地獄めぐりツアーバスに乗ったら客は私ひとり…1対1でガイドさんから耳をそらさずに聞いた説明は忘却の彼方だが、色とりどりの温泉が湧いて煙る風景には地球の不思議を感じて胸を熱くしたこと…

枕草子ナイト

清少納言に “おかは、船岡” と讃えられた、船岡山にはじめて登る。 どうして今まで来なかったのか、いつも通る北大路からほんの5分程度であっけなく山頂だ。 街を一望できるし空も近く下界より涼しくて気持ちいいなーとベンチの上で深呼吸していると、いづこ…

夜のとばり

空も部屋も夕焼け色にそまってとてもきれい。 そこで照明を消して、夕焼け氏と共にごはんをいただきました。 [:W200] [:W200] [:W200]

鴨川をゆく

クラスメイトがイラストの個展をやっているというので、近所の町家ギャラリーに自転車で出かけお茶をいただき、のんびり鑑賞した。鉛筆で描かれた三条から四条にかけての鴨川風景は、知り合いのようななじみ深さがある。それから図書館で本を返して、また別…

だるまが届く

GWに地元金沢に住む小中時代の友人宅にいき、すでに11ヶ月の赤子に簡単な贈り物をしたところ、ご丁寧に内祝をいただいた。あけてびっくり、紅白の加賀八幡起上り(加賀だるま)が! 加賀のだるまははんなりしたお顔と松竹梅をあしらった体が特徴で、お祝い…

植田正治展

知人から届いた絵葉書にキュンときた。ドアノーの「ディオールのビル正面」という写真。 そのハガキに「昨年のドアノー展は良かった。植田正治展も行かねば」と呪文のように記してあったので、なんのこっちゃわからないが、伊勢丹の美術館「えき」KYOTOで催…

成長期と後厄

高校時代の友達、その2歳児、舅さん&姑さんに連れてられて、神護寺に行ってきた。 不思議なとり合わせだが、お舅さんが仏像に詳しいので、前にも奈良を案内してもらったことがある。 その頃、子供はまだ腹の中にいて逆子だった。新薬師寺で薬師如来と十二神…

新居を決める

…むか〜しむかし、神戸村は海の水害がよぅけあってな、そんな難を逃れるためお金持ちはどんどん山に居を構えたそうな、それで今も神戸の山手は高級住宅街なんじゃよ…不動産屋の語る昔話を理解できても、なお神戸の街の坂の上への執念には驚かされる。山と海…

青春 c/w 冬虫夏草

冷たい雨がずっと続いた今週でも、もっとも冷え込んだ昨日、鴨川ほとりで訓練校の飲み会が催された。ふだんは恋人たちが等間隔に並ぶ鴨川にも昨日は人影なく、暗雲垂れ込める灰色のなか、かつて要人の首がさらされたところで、持ち寄ったアテや酒を広げて、…

家庭内別米

日本一とうたわれる「魚沼産コシヒカリ」を食べている。小千谷で生産農家から新米で購入したものだが、それは2000年の秋のこと。 年々恐ろしくなり手をつけられずにいたが、このたびの財政難によりついに開封したのだ。10年の歳月は残酷にも米にしわを刻み、…

モラトリアムの延長

大学入学して一人暮らしをはじめたとき、学生たちが夜どおし酒を飲んだり服のまま海に入ったり、子供のような奔放さと大人のような自由さを謳歌していて、ひどく驚いたものだ。まさか受験勉強の先にこんなデラシネ生活があったとは。本日似たようなショック…

愛宕山

ふと思い立って、新緑まぶしい愛宕山(京都で一番高い924m)にのぼってきた。今回は元同僚のキリギリス氏も道連れにしたのだが、行く直前も「眠れなかったしやめよかな」と面倒くさがり屋が顔をもたげていたし、登りはじめの洗礼を直に受けて「しんどいです…

ゆるい結婚式

本日は我が家で(24日の式とは別の夫婦の)結婚お祝い会をささやかに開催した。京都で式をあげない二人になんちゃって結婚式を贈ろうと、まずは上賀茂神社で結婚式もどき。 ややドレスコードでと伝えていたにも関わらず完全なるカジュアルで現れた新婦に無理…

あっぱれな結婚式

一年ぶりに結婚式に出席した。 新郎はラガーマンと聞くし、若い体育会系の裸祭りにドン引いてアウェイを感じるんだろうなーと心の予防線を張って臨んだのだが、まぁーいい披露宴で、ど真ん中で楽しませてもらった。 体育会系の出し物も、新郎が高校時代ゴー…

道草料理ことはじめ

今日の夕飯に、のびるの酢味噌和えとセリのシラスゴマ和えをいただいた。これ、賀茂川で収穫したもの。 川歩きのとき見つけた野草ツウと思しきおじさんにアクロバティックににじり寄って、のびるの在り処や掘り方を教えてもらったのだ。『道草料理入門』とい…

わらしべウォーキング

考えをまとめたくて一人旅に出ようかと思っていたが、賀茂川を歩いたところお手軽にきちんと一人になれたので、最近は週4でウォーキングをしている。川沿いは西加茂橋から急に都落ちして山里の風景となったり、北山橋〜北大路橋は紅しだれ桜が満開だったり、…

青タン讃歌

太ももにすばらしい青タンを見つけた。 すでに末期にさしかかり、大きさといい色といい、痛そうな感じがよく出ていて、それでいてはんなり上品で、百科事典の見本となりえる素晴しさである。ハテ、ダメージなど受けたかしら?と小首をかしげていたら、気功の…

花見アルバム

ぽかぽか陽気のなか、自転車でぐるり、桜めぐりに出かけました。 まずは桜満開の上賀茂神社へ。バザー、コンサートに結婚式も行われてたけど雑多さを感じさせぬ清浄な神域でした。 [:W300] 賀茂川沿いの桜のトンネルをぬけて「はせがわ」でハンバーグ弁当を…

恋する前置詞

桃満開の御所をぬけて、今宵堂さんの展示会『恋する前置詞〜酒器で学ぶ英単語〜』に行ってきた。酒器 今宵堂さんは近所に住む陶芸家のご夫婦。昨年末に開催された『晩酌のすゝめ展』では、盃将棋をはじめ、それぞれの酒器に小さないわくがあるなどして、器を…

花冷え

ようやく母が退院したので日常生活に慣れるまで世話に行ってきた。早く帰りたい!が口癖だった母だが、ぬるい病院暮らしになれたのだろう、シャバではとてつもない心配性に陥っている。 眠れるかどうか、世話人(私)が帰ったら生活できるか、今後きれいに歩け…

夢の洋菓子

小学校のときにすきだった『チョコレート戦争』を久々に読んで、当時と変わらず「金泉堂の洋菓子(舌もとろけそうな、なんともいえないうまさ)」を食べたくなったので、ジム後、北山のマールブランシュに寄り道した。マールブランシュはクリームたっぷりモ…

いまは美術の時間

わたしは下手 好きなだけ いまは美術の時間 これは安野光雅さんの「えをかくときのおまじない」だそうだ。(津和野の安野光雅美術館より) ご存知『旅の絵本』などの作者であるからして何処でも恥じることなく傍若無人にスケッチしそうに思えるが、そうでも…

モチ卒業

しばしの期間そろって無職を謳歌してきたツレがいよいよ働くことになった。よかったよかった。 これまで餅を食べて昼寝していた傍人が、早朝から晩まで働いているとなると、私も餅ばかり食していられず、仕事検索をしてみたり本を読んだり、ぬるいながらも少…

赤子祭

母の骨折入院のため、ここ半月、産後の姉と乳飲み子の世話をしに金沢に戻った。 なんでも産後2週間は家事などさせずゴロゴロさせたほうがいいそう。 昔は「産後60日間は水にさわらせるべからず」と今よりもゴロゴロに厳しく、年配の方ほどその傾向があるよう…

朋遠方より来る

年末にヤムヤム一家(やまりん、えり奈さん、ののさん)が群馬より上洛し、10日間京都をうろうろして帰っていった。つかの間であったがとても芳醇なときを共有させてもらった。 その様子が双六に→http://www.tyy.co.jp/2010/05/yumyum-mag-vol-1%ef%bc%93/ […

お萩

水曜に歴史好きの知り合いと日本酒を飲んで長州はいいよーという話を聞き、すっかり影響され、週末にレンタカーで萩への旅に出かけた。お金こそないが時間はあり、花粉シーズンでもないので出かけたい時候なのでありました。金曜夜に出発しPAで眠り12時には…